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 オーバーステイとその後のビザ発給について

非移民ビザで米国入国後、許可された在留期限を超えて米国にオーバーステイした場合、そのオーバーステイの期間がたとえ1日だけであっても、当該ビザは自動的に無効とされる。これは、非常に厳しいルールであり、このルールの根拠は、1996年9月30日以降施行された「不法移民是正および移民責任法」("Illegal Immigration Reform and Immigrant Responsibility Act" (通称"IIRAIRA"法)にある。

在留期限について

ビザは、入国許可証であるが、ビザの期限と、入国後の在留期限とは全く異なるものである。例えば、観光ビザは、日本人の場合[*]、通常5年間、国によっては10年間有効なビザが発給されるが、米国入国時に毎回、6ヶ月の滞在期間を、I-94という入国記録カードに記録され、在留期限は、このI-94の日付となる。学生ビザの場合、D/S (Duration of Status)と記入されることが多く、その場合、学生のステータスを維持する限り米国滞在が可能となるが、特定の期限日時がI-94に記載されてないので、かえって注意が必要である。例えばF-1ビザの場合、アカデミックプログラム修了または卒業後(プラクティカルトレーニングを行う場合は、トレーニング終了後)、60日の猶予期間("Grace Period")があり、61日目以降は、不法滞在となる。また、大学に在籍中でもフルタイムでなくなった場合や、届け出を行わずに転校した場合なども、その後61日目からは不法滞在となるので注意を要する。

米国への再入国

オーバーステイを行った場合、結果として、米国に再入国する際は、新たなビザを申請することになるが、オーバーステイを行った者は、必ず本国にある米国大使館または領事館でビザ申請を行わなければならない[**]。仮に、第三国の米大使館でビザが発給されたとしても、空港で、ビザはキャンセルされ、入国拒否をされる可能性がある。更に、オーバーステイが180日を超えた場合、ビザは再発給されず、その後3年間米国入国ができなくなる。[***]

以上の如く移民法には厳しいルールが存在する。不法滞在にならないよう注意したい。

(註

*日本人の場合、90日以内の滞在であればビザ免除プログラムを利用することが多く、観光ビザを申請する場合はかなり稀である。

**例外はあるが、かなり稀なケースである。

***更に、オーバーステイが1年を超えた場合は、その後10年間米国に入国できない。

2000年12月7日

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